チョコレート言えば、そう!!
チョコレートの主な原材料である「カカオ」ですよね!!!(ムリヤリ笑)
(みなさんの声)

でもカカオって言葉は分かるけど、一体どんなものなのか…
よく分からないな~!でもチョコ好きだから知りたいかも!
(私)

「カカオ」を知ると、チョコレートを食べるときにまた違った想いで味わうことができますよ!!
今回は「カカオ」について、私が知っていることをみなさんと共有します!
まずは、「カカオという植物」を知っていきましょう!!
カカオ、それは「神々の食べ物」!
「テオブロマ カカオ リンネ」これがカカオの学名です。
ギリシャ語で「テオ」→「神々の」、「ブロマ」→「食べ物」を意味します。
「リンネ」は、命名したスウェーデンの植物学者の名前「リンネ」です。
古代メソアメリカでは、神々に捧げられた作物として珍重されていたとのこと。
カカオの生態
カカオは「アオイ科」の植物です。
他にアオイ科の植物といえば、オクラが浮かびます!
カカオが育つ環境は、熱いし、ジメジメだし、雨ザーザー!
カカオベルト
カカオの樹は高温多湿の熱帯でしか生育しません!
赤道を挟んで北緯20度~南緯20度までに限られており、且つ高度30~300m、年間降水量は1000mm以上必要です。
このカカオ栽培に適した地域を「カカオベルト」と呼ばれております。
カカオの樹
高さ:6~7m
幹の太さ:10~20cm
カカオの樹は風に弱く、直射日光を好まないという繊細な植物です!
一般的には、日陰樹(シェイドツリー)を必要とします。
代表的な日陰樹は、バナナの樹です!
カカオの花
枝先だけでなく樹の幹にも花を咲かせる「幹生花(植物の幹に直接開花及び結実する形態のこと)」です。
他の幹生花は、例えば、パパイヤ、イチジク、ドリアンがあります!
カカオの花のもう一つの特徴は、花の向きが「下向き」なことです!
カカオの花の受粉方法は「虫媒花」といい、虫の体に付いた花粉が雄蕊にくっついて、受粉する方法です。
サクラやユリの花も虫媒花であり、強いにおいを放って虫を誘うのですが、
カカオの花は、1~2cmととても小さいので、1~2ミリ程度の虫(蚊など)に限られおり、その虫にだけに感知できる弱い香りを放ち、受粉を促します。
地面に蚊などの小さな虫がいるためカカオの花の向きは「下向き」になっているというビックリポイントです!!
カカオの実(カカオポッド)
無事に受粉した花は結実し、約6か月後に収穫時期を迎えます。
その実は、英語で「カカオポッド」と呼ばれ、ラグビーボール状に育ちます。
収穫時期は2回あり、乾季の収穫を「メインクロップ」、雨季の収穫を「ミッドクロップ」と呼びます。
実の長さ:15~20cm
実の重さ:250g~1kg
実の皮の厚み:約1cm
カカオの実は、1本の樹に年間で10~40個ほどつきますが、
カカオの花が数千咲くうちの約1%前後という貴重な実であったところが、ビックリポイントです!
カカオの実の皮はフニフニしていて意外と軟らかいところもダブルビックリポイント!
カカオパルプ
カカオポッドの中には、「カカオパルプ」と呼ばれる白色の果肉があります。
カカオパルプは触るととてもぬるぬるしていて、食べるととっても甘酸っぱいです!
市場には「カカオパルプジュース」という甘酸っぱくておいしいジュースがあります!
苦いカカオのイメージとは真逆な味がビックリポイントです!
カカオ豆
1つのカカオポッドの中には30~40粒のカカオパルプがあります。
カカオパルプの中に「カカオ豆」があるので、30~40粒のカカオ豆があることになります。
カカオ豆はカカオポッドからカカオパルプごと取り出されるのですが、
その作業はナタやナイフでカカオポッドを割っていく「手作業」で行われるところがビックリポイントです!!
現地でカカオ栽培している方々には頭が上がりません…!
カカオという植物
カカオという植物の知識をご堪能いただけましたでしょうか?
高温多湿の環境で、風と直射日光がニガテと繊細な植物で面白いですよね!
日本の環境では、普通の野菜や果物といっしょに育てることは不可能ですが、
「室内で水耕栽培」というアイデアはいかがでしょうか…!(ワクワク)
室内の環境さえ整えば、自分の家で育てられるという可能性を秘めていると、私は考えております!
いつか、「カカオを水耕栽培してみた」がここで発表できるように、研究を続けたいと思います!
次回の「カカオ知識」は「チョコレートになるために加工されるカカオ豆」について書きます!
乞うご期待!!(ワクワク)
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