チョコもプラスしたノンオイル・ノンフライポテトチップスを作ってみた!

宇宙生活のヒント探し&趣味

ポテトチップスの魅力は、

パリパリと気持ちが良い食感に、ほどよい塩味、もう一枚!と連食性があることだと思います!

いつまでも食べ続けたいと思うポテトチップスですが、

「カロリー」や「脂質」を気にせずに食べたい、健康に気を遣いたい・・・

そんな方のために!

「油で揚げないポテトチップス」その名も「ノンオイル・ノンフライポテトチップス」が存在します!

しかも、それが電子レンジで、自分で作れてしまうんです!

ということで、今回、私の大好きなお菓子の一つであるチョコレートと組み合わせた

「ノンオイル・ノンフライポテトチップス・チョコプラス(筆者命名)」の試作にチャレンジしました!!

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ノンオイル・ノンフライポテトチップスとは?

私たちがよく知るポテトチップスは、高熱の油で、スライスしたじゃがいもを揚げる作り方ですが、

ノンオイル・ノンフライポテトチップスは、油を使わずに、電子レンジの熱のみで、スライスじゃがいもをパリパリにしたポテチです。

油を使っていないので、脂質を控えていてもポテトチップスを食べたい方には嬉しいお菓子です!

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ノンオイル・ノンフライポテトチップス・チョコプラスの材料

今回、使用したノンオイル・ノンフライポテトチップス・チョコプラスの材料はこちらです!(写真は参考品です)
・じゃがいも(1個)


・食塩(小さじ1:5g)


・水(500ml×2)
・明治カカオ72%チョコレート

試作に必要な器具はこちらです!(写真は参考品です。)
・包丁


・スライサー


・キッチンペーパー


・クッキングシート

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ノンオイル・ノンフライポテトチップスの作り方

失敗した作り方

1.じゃがいもの皮を剥き、スライサーで約1㎜スライスする。

2.スライスしたじゃがいもを水にさらす。

3.キッチンペーパーでスライスしたじゃがいもの水気を取る

4.水気を取ったスライスじゃがいもをクッキングシートの上に置く

5.スライスじゃがいもに、塩を掛ける。

6.電子レンジ600Wで5分加熱する。
レンジの中を観察していると、レンジ内がじゃがいもから出た水蒸気で曇りはじめ
4分くらいで、じゃがいも表面が急にジュワッと焦げ目が付き始めました。

7.出来上が・・・り?

失敗品の実食

パリパリに出来上がりました!!

が・・・・しかし!!

焦げつきがひどく、食べると苦い味がして、あまりおいしくなかったです…

気付いた点としては、スライスしたじゃがいもの水分が意外と多く、十分に吸水できなかったような気がしました。

また、電子レンジ前に食塩をスライスじゃがいもに振りかけましたが、

浸透圧の関係で、じゃがいも表面にジワジワと水分が浮き出てきて、そのままレンジでチン!すると、

塩分がじゃがいもの表面で固まってしまい、めちゃくちゃショッパイポテチになってしまいました…。

失敗の理由を考察!

焦げ目がひどかった!
①スライスしたじゃがいもの表面のでんぷんのせい!?
デンプンは、加熱されると、「焦げ目がつきやすい性質」があります。
スライスした後のじゃがいもに水をさらした時間が短く、じゃがいも表面のデンプンを落としきれなかったことが焦げ目がつきやすかった要因の一つと考えました。

なので、今度はデンプンを少なくすることを意識して、水にさらす時間を増やそうと思いました。

★調理前のじゃがいもを水にさらす他の理由
調理前のじゃがいもを水にさらす理由は、デンプンの除去だけではございません!
・変色防止
じゃがいも中のチロシン(アミノ酸の一種)を空気に触れて酸化してメラニンという赤茶色の成分へ変化してしまいます。
じゃがいもを水にさらすことで空気に触れることを防げます。
・灰汁抜き
じゃがいもを水に浸すことで、苦味のもととなる灰汁を抜くことができます。

②レンジ内に発生した水蒸気のせい!?
→水蒸気は水と違って、温度が100℃以上になる性質を持っており、100℃以上に加熱された水蒸気を「過熱水蒸気」といいます。


じゃがいもを加熱することで、じゃがいもの中の水分が水蒸気となって出てきた後も加熱を続けると、
電子レンジの中を飛び回る水分子のスピードがアップして、水分子同士の摩擦で水蒸気の熱がどんどん高くなります。
この加熱された水蒸気は、300℃以上になることもあるそうです。

今回、その過熱水蒸気のせいで、電子レンジの中が思ったよりも短時間で高熱を出してしまったことが、
じゃがいものひどい焦げ付きの要因と一つではないかと考え、
次回は、水蒸気をレンジの外へ逃がしながら、加熱を続けてみようと思いました。

③じゃがいもをひっくり返さなかったせい!?
→スライスしたじゃがいもの片面しか、電子レンジの光が当たっていなかったので、
定期的にひっくり返して、全体を温める意識を持とうと思いました。

振りかけた食塩がじゃがいも表面で固まってしまい、味ムラができてしまった
→そのまま食塩をスライスしたじゃがいもに振りかけてしまうと、味ムラができるのであれば、
食塩水にじゃがいもを浸すことで、浸透圧により、じゃがいもの中の水分が塩水へ移動して、
じゃがいもの中と外の塩分濃度を均一になる過程でポテトチップスが
ほんのり塩味にならないかなと期待しております!

成功した作り方

失敗から学び、再チャレンジしました!

1.じゃがいもの皮を剥き、スライサーで約1㎜スライスする。

2.スライスしたじゃがいもを15分水にさらす。(この工程は2回行います)

3.塩水(500mlの水に小さじ1の食塩を入れる)に漬ける。

4.キッチンペーパーでスライスしたじゃがいもの水気をしっかり取る。

5.水気を取ったスライスじゃがいもをクッキングシートの上に並べて、電子レンジ500Wで1分加熱する。

6.レンジの扉を開けて、庫内に発生した水蒸気を逃がす。

7.再び電子レンジ500Wで1分加熱する。

8.レンジの扉を開けて、庫内に発生した水蒸気を逃がす。

9.スライスじゃがいもをひっくり返して、電子レンジ500Wで1分加熱する。

10.再び電子レンジ500Wで1分加熱する。

11.スライスじゃがいもの表裏面を確認し、パリパリ部分としめしめ部分があれば、500Wで30秒ずつ加熱して、パリパリ具合の様子を見る。

12.全体がパリパリになれば「ノンフライ・ノンオイルポテトチップス」の完成です!!

13.「12.」に溶かしたチョコレートでサラサラっと線を描いて、
「ノンフライ・ノンオイルポテトチップス」の完成です!!

成功品を実食!

焦げ目、焼きムラが少ない、見た目から「おいしそー!」なポテトチップスができました!

チョコで線描きする前にポテトチップス自体の食感と味を確かめると、

パリパリのクリスピー感のあるポテトチップスはもちろんのこと、

じゃがいものホクホクしたような味の中に、ほんのり塩の風味を感じるポテチになっていて、失敗品に比べて激うまでした!!

その上で、チョコをコーティングした「ノンオイル・ノンフライポテトチップス チョコプラス」の味は、カカオとビター感と甘味がじゃがいもの塩気と上手く交じり合って、くせになる甘じょっぱさでとてもおいしかったです!!

やったぜ ☆彡

安定して大量に「成功品」を作りたい!

今回、キーポイントとなったのは、「いかに水蒸気による過熱を防ぐか」でした。

もし、安定してポテチが作れる電化製品を開発するならば、

「加熱中でも上手く水蒸気を逃がせる電子レンジ」が欲しいと思いました!

その電化製品があれば、

ボタンひとつで、都度、電子レンジの扉を開けなくとも、焦げ目がつかない加熱ができると思います。

加熱効率の観点で言えば、後で知ったのですが、「電子レンジチップスメーカー」という

スライスしたじゃがいもを立てかけるように設置することで、表裏を一気に加熱できるという商品を発見したので、

みなさん、お試しになる際はご使用いただいた方が成功しやすくなると思います。(もっと早く気づけばよかった!!泣)

ポテトチップスは宇宙で作れるか!?

もし、宇宙に行ける日が来たら、ポテトチップスは食べられるのかな?

実は、今回の「ノンフライ・ノンオイルポテトチップス」を作ろうとしたのは、こんなことを考え始めたのがキッカケでした。

そもそも地上で食べられるものを宇宙で食べられるようにするには、いろんな壁を乗り越えなくてはいけません。

宇宙食として認められるには、地上よりも長い賞味期限と厳格な品質の担保が認められることが必要で、

それが無事に乗り越えられても、ロケットで宇宙に持っていくのに膨大なお金が必要と聞きます。

宇宙空間で作って、すぐに食べられないかと考えたとき、国際宇宙ステーションでは、食べ物を加熱するときは、

火が使えませんが、電子レンジのようなもので加熱できます!

ならば、将来、宇宙空間でポテトチップスが食べられるように、電子レンジで作れないか実験してみました。

そして、実際作ってみた結果、私は工夫次第で宇宙空間で作れるな!と可能性を感じることができました!

しかもノンオイルなので、健康にも気づかいできるポテチ!最高ですね!

今後も、宇宙生活のお供になるようなお菓子の試作を続けていきます!




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