宇宙日本食 ホテイやきとり缶詰を徹底調査!市販のやきとり缶詰と比較してみた!

宇宙食調査

宇宙やきとりが食べたぁ~い!!!

今回は、株式会社ホテイフーズコーポレーションが開発した、宇宙用の「やきとり」を紹介しつつ、

市販のやきとり缶詰と比較して風味や物性を観察したいと思います!

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宇宙用のやきとりとは?

株式会社ホテイフーズコーポレーション(静岡県清水区)で、

2019年10月にJAXAで「宇宙日本食」として認証されたやきとり缶詰です!!

2種類あり、「ホテイやきとり(たれ味)宇宙用」「ホテイやきとり(柚子こしょう味)宇宙用」が提供されています。

2020年にISSに約半年間滞在した野口聡一さんが実際に宇宙で召し上がったそうです!!

(みなさんの期待)

地上で「やきとり」は、ビールのお供として日本人にとっては、なじみのある食べ物でみんな大好きですよね!!
日本人の宇宙飛行士にとって、やきとりのような日本の味を宇宙で楽しめることは、
ストレスフルな空間で過ごす上ではと~っても助かりそうですね!

(Satoshi)

そうですね!日本人にとって「やきとり」はなじみがあるだけでなく、意外と長い歴史のある食品なんですよ!
せっかくなのでの豆知識も紹介いたしますね!!

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日本の食文化!やきとり!

焼き鳥の起源

焼き鳥が生まれたのは平安時代と言われています。

豊作を祈願する京都・伏見稲荷の参道で、稲作にとって害鳥の雀を捕まえて、
串に刺して食べたのが焼き鳥の起源だそうですよ!

焼き鳥は俳句の冬の季語

俳句で、日本の春夏秋冬の季節の感じを表すため、その季節を示す「季語」ですが、
「焼き鳥」が冬の季語として使われます。

厳しい寒さにそなえ、鳥獣は身に脂肪を蓄え冬を乗り越えるというのが「冬」をイメージさせるのだとか!

私は、夏の暑い日にビールと一緒に食べる「焼き鳥」のイメージが強かったので、
「冬」とはびっくりでした!!笑

焼き鳥とやきとりの違い

「焼き鳥」は、鳥肉にたれや塩をつけて焼いたものを言います。

「やきとり」、鶏、豚、牛の臓物を串に刺したものを言います。
今回紹介する(株)ホテイフーズさんのやきとり缶詰は、「国産鶏肉」です。

この違いにより、お店で扱っている肉を見分けることができます。
※お店によっては意識していなケースもあります。

(みなさんの驚き)

「焼き鳥/やきとり」はもう日本の文化と言っても過言ではないと思いました!驚

(Satoshi)

色んな国から宇宙に来た方との食事の場で、「焼き鳥/やきとり」を通して日本の文化を紹介できますね!

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宇宙用やきとりを試食

さぁさぁみなさん、お待ちかね!!!
(株)ホテイフーズさんの宇宙用やきとり2品と市販のやきとり缶詰を実食しながら比較します!

市販のやきとり缶詰

ホテイやきとり(塩味)

・缶詰から開けた時の様子
開けた時の液体の飛び散りは無かったです!
・見た目
鶏肉の周りにゼリー状の物性のものがありました。
鶏肉を缶から取り出したとき、液体が滴ることがなかったので、周りを汚しにくくしているのかと感じました。
・風味
塩味が程よくきいていて美味しいです!!
肉の食感も噛んだ時に、弾力があり、歯切れも良かったので食べ応えがありました!

ホテイやきとり(うま辛味)

・缶詰から開けた時の様子
開けたときの液体の飛び散りは無かったです!
・見た目
鶏肉の周りはとろみのある液体がありました。
そのとろみは他の商品よりもサラサラしているように感じました。
カレーのように辛いものは、サラサラ系が多いなぁと感じました!
・風味
肉のうまみと甘さを最初に感じましたが、徐々に辛さが出てきて刺激的でした!

ホテイやきとり(塩レモン味)

・缶詰から開けた時の様子
開けたときの液体の飛び散りはなかったです!
・見た目
塩味の商品と同じくらい固まったゼリー状の物性のものが鶏肉の周りに付着していました。
もちろん、缶詰めから肉を取り出しても液体が滴るようなことはございませんでした!
・風味
レモンの香りが強く、食べるとレモンが鼻に抜ける感じが爽やかで美味しいです!!

宇宙日本食認証のやきとり缶詰

「ホテイやきとり(たれ味)宇宙日本食認証」

・缶詰から開けた時の様子
開けたときの液体の飛び散りはなかったです!
・見た目
とろみの強い物性のものが鶏肉の周りに付着していました。
缶詰めから肉を取り出しても市販品のように液体が滴るようなことはなかったです。
気持ち市販品よりもゼリー状の物性のものの量が少ないなと感じました。
もしかすると、ISSで食べるときに汚す要因を少しでも無くす努力がされているのではと思いました。
・風味
たれのうまみと甘さを強く感じました!
宇宙用と言いつつ市販品と同じように弾力があり歯切れのよい肉の食感でした!
少量ですが、味が濃かったからか市販品よりも満足感が得られました。

「ホテイやきとり(柚子こしょう味)宇宙日本食認証」

・缶詰から開けた時の様子
開けたときの液体の飛び散りはなかったです!
・見た目
市販品のようにゼリー状の物性のものが付着していましたが、市販品よりも少し固いなと感じました。
・風味
食べる前から柚子の香りを感じ、爽やかな気持ちにさせてくれます。
食べるとこしょうの辛さを強く感じ、その味わいが口の中でしばらく余韻として残るので、少量でも満足感があります!

(みなさんの気づき)

あれ?宇宙用と言っても市販品と「やきとり」の物性で大きな違いは無いですね!!
とろみやゼリー状の物性の正体は、何でしょうか?

(Satoshi)

まず、とろみの正体を裏面表示で推察すると、「増粘多糖類」や「加工デンプン」で粘性を付与させているのではないかと考えます!

(Satoshi)

そして宇宙用と市販品で物性の差異が少ないと感じたのは、1970年から「やきとり缶詰」を販売しており、
もともと持っていたノウハウが、宇宙用でも活かせる食品であったらしいです!
現在、宇宙用となっているのは「たれ味」と「柚子こしょう味」の2品のみですが、個人的に他の種類も宇宙日本食として認証されないか期待しています!!

★市販品がそのまま「宇宙日本食」になるのはレアなケースらしい!
宇宙日本食には、「宇宙空間で飛び散らない、常温で1年半以上の賞味期限など」の条件が必要です。
そのため、認証されるために各メーカーは宇宙専用商品に食品の仕様や製造工程、包材などを宇宙用にカスタマイズすることが多いようです。
(株)ホテイフーズさんの「やきとり缶詰」は、市販品がすでに認証されるための条件をクリアーしており、
宇宙用の缶詰のデザインが「無地缶」ということだけであり、市販品と同じクオリティのものを宇宙空間で食べることができる食品だそうです。
しかも、管理面も市販品は、実は宇宙食レベルで管理されているということで、安心安全な食品になっています!
★ISSで使用される「無地缶」とは?
その名の通り、見た目が真っ白な缶詰です。
ベルコインフックと呼ばれる小さな円形のマジックテープ状のものが缶詰の側面に付いているのが特徴です。
これは、ISSの微小重力空間でもどこかにいってしまわないように工夫されています。

まとめ

市販品で使われている技術がそのまま宇宙用としても利用できるなんて、先見の明のレベルが高すぎます!!!

日本を離れて、宇宙だけでなく、海外に住んだとしてもこのやきとり缶詰を持っていけば、
常温で長持ちする商品なので、手軽に日本の味を感じられ、とても気持ちが安らげると思いました!

日本の味を海外にも、宇宙にも持っていける…
ありがたい時代がやってきて、今を生きる我々はとても幸せだと思いました!!

やっぱり宇宙で暮らすことを考えて作ることは、宇宙開発を進められることだけでなく、
地上の暮らしもより豊かにしてくれるとも改めて感じました。



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