今回は、「米粉ココアスコーン」にチャレンジ!!
近年、お米の新しい食べ方として注目されている「米粉」を使って、
私の好きなチョコレート原料のココアパウダーと組み合わせてお菓子作りしてみました!
前回の「豆乳ココアクリーム」のように、宇宙で栽培できる食の未来を想像して、
植物由来の原材料のみでお菓子を作ることにこだわり、「豆乳」を投入しました!(笑)
米粉とは?
米粉とは、お米を砕いて粉状にした食材のことです!
米粉は、日本ではうるち米を原料とする粒子が荒井「上新粉」やもち米からつくる「もち粉」、「白玉粉」など主に和菓子の材料として、古くから親しまれてきましたが、
近年、製粉技術が進んだことで、粒子の細かい米粉が販売されるようになり、
洋菓子やパンつくりなど用途が大幅に広がって人気が高まっているとのことです!
米粉ココアスコーンの原材料
・米粉:120g
・ベーキングパウダー:小さじ1(5g)
・砂糖:20g
・米油:15g
・豆乳:25g
・ココアパウダー:30g
米粉ココアスコーンの作り方
1.ボウルに米粉、ベーキングパウダー、砂糖、ココアパウダー、米油を入れる。
2.生地がポロポロするまで手で生地を捏ねる
3.豆乳を加えて生地を手でまとめる
4.セルクルを用いて円形に形を整える
5.クッキングシートに敷いた天板に並べて、200℃に余熱したオーブンで20分焼く。
6.表面がカリッと焼けていれば完成!
焼き上がり後、かなり期待できる仕上がりでした!
さて、お味の方は…か、かたい!!!カリカリのビスケットになってしましました(笑)
お菓子つくりは難しい…ふんわり・しっとり感が演出できなかった…泣泣
でも、味は、ココア感がよく効いておいしかったです!(これはこれで、イケるかも(笑))
今度はスコーンに近づける努力をします!
米粉の歴史
日本のお米は縄文時代に伝わり、弥生時代に大きく広がりました。
奈良時代になると、遣唐使により、小麦粉や米粉で型を作り、油で揚げたせんべいのような菓子「唐菓子」が伝わりました。
江戸時代になると、茶道とともに日本独自の和菓子は発展しました。
その主原料がお米の粉です。
米粉の魅力
●アミノ酸バランスに優れている
洋菓子でよく使われる小麦粉よりもアミノ酸スコアが優れており、ビタミンB1やビタミンEなども含まれているため、米の高い栄養価をごはんとは違う食べ方で摂取できます!
小麦粉よりも消化が良く、胃もたれしにくい特徴もあります!
アミノ酸スコアとは、食べ物に含まれる「タンパク質」の量と「必須アミノ酸」がバランス良く含まれているかを数字で表した指標です。
「必須アミノ酸」は、約20種類あるアミノ酸のうち、体内で作り出せない9種類のアミノ酸
(イソロイシン・メチオニン・フェニルアラニン・スレオニン・トリプトファン・バリン・ヒスチジン)のことです。
それぞれに身体を作る働きがあり、1つでも不足してしまうと、健康な身体を維持することができなくなってしまいます。
小麦粉のアミノ酸スコアは38~44、米粉が65となっており、米粉の方がより必須アミノ酸が含まれています!
●小麦(グルテン)アレルギーの人でも食べられる
小麦粉を使わず米だけで作ったパンやケーキなら、小麦(グルテン)アレルギーの人でも食べられます!
●血糖値が急激に上がりにくい
米粉は低GI食品であり、食後の血糖値が急激に上がりにくいという性質があります。
●お菓子つくりやパンつくりにも扱いやすい
米粉は油分が少なく、サラサラしており、水を吸収してダマになりにくいという特長があるため、
お菓子作りの際に粉を篩う必要がありません。
お菓子にも変身するお米に感動!
米の粒子を細かくできたことで、和菓子の枠を超えて、洋菓子まで作れるようになっていることにとても感動しますね!!
日本の食料自給率はお米が最も多くの割合を占めております。
日本のお米の特徴は、
粘り・柔らかさ・弾力さ・しっとり・さっぱりした食感のバランスや甘味などの食味が優れており、
また、品質の高さも評価されていると言われております。
世界に誇る日本のお米が、洋菓子にも変身できることは、今後さらに世界のお菓子の幅が広がるので、とても素晴らしいです!
一つの原料で何にでもなれるように調理する技術をもてば、
宇宙生活においても、より一層楽しい食事ができそうで、ワクワクしますね!
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